2008年9月30日火曜日

幕末立志伝 ~高杉晋作~


「おもしろき こともなき世を おもしろく」


奇想天外、神出鬼没、国士無双な男、高杉晋作の時世の句でもあるこの言葉が、当クラブ今年度のクラブターゲットであります。晋作はここまで書いて力尽き、筆を落とすのですが、枕元にいた野村望東尼という人が、上の句で終わらせてはならない、と即興で「すみなすものは 心なりけり」と付け出し、晋作の頭の上にかかげます。晋作はそれを見て、「・・・おもしろいのう」と言って永い眠りにつくわけですが、この下の句が普通にキレイにまとまりすぎて晋作らしくない、という声も高いわけです。
 
さて、この高杉晋作。どうゆう人かと言うと、まず奇兵隊を作ったことで知られます。確かにこの奇兵隊は700年の歴史を覆す当時では斬新なシステムで、やがて日本陸軍の元になり、紀元前660年から始まる日本史に深くその名を刻みます。しかし、それだけではない。正に神がこの時代の混乱に同情し、天から落としたが如くの存在であります。「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し。衆目駭然、敢て正視する者なし。これ我が東行高杉君に非ずや」とは、初代内閣総理大臣、伊藤博文曰く。
  
晋作ははじめ、単純な攘夷思想でありました。これは、当時の日本人の一般的な思想であります。攘夷とは、「夷狄(外国人)を攘ち払え」という、現代では不気味な考えでもありますが、300年鎖国を行ってきた日本人としてはやはり、庶民一般的な考えでありました。それも、晋作が上海に行ってから変わることになります。もっと言うと、これにより、日本が夜明けに向け大きく変わっていきます。
 
ところで日本という国は言うまでもなく島国であり、その民族意識は当然強い。こんな日本人が海外の文化の違いを目の当たりにすれば、通常答えは二つであります。その新しい文化に興味を持つか、それとも忌み嫌うか。当時の海外を知らない一般的な考えは先にも申した通り後者になりますが、面白いことにこの時期、海外に渡った人間(ほとんど幕府)はことごとく開国派になっていきます。

では晋作はどうであったか。彼も上海に行っており、その時期は実にアヘン戦争の直後。そこには白人の英国人に、奴隷の如く扱われている自分と同じアジア人、シナ人の姿でありました。彼はこう思ったと言われます。

西洋人の技術が、まず凄い。日本刀では西洋の産業革命にはかなわない。
↓↓↓
シナ人(中国人)は何故、英国人にやられっぱなしになっているのか。
↓↓↓
日本もこのままでは、上海の二の舞になってしまう。
↓↓↓
日本を植民地から救うには、今の日本のシステム(幕府)ではダメだ。
       ↓↓↓
一度、日本のシステム(幕府)を滅茶苦茶にしてしまおう。
       ↓↓↓
ど~せやるからには、異国と戦争を起こして一度、日本を焼け野原にしてしまおう。
       ↓↓↓
亜米利加の独立戦争の如く、強国となるためには一度焼け野原となり、
どん底まで落ちたからこそ生まれる結束力、そのエネルギーこそ、
列強に立ち向かえる力だ。
       ↓↓↓
日本に帰ったら、幕府が困るような問題をいっぱいやってやる。


簡単に言うとこんな流れですな。晋作と同じく上海に行った賢人達は西洋のその技術に魅せられ、開国派となるわけですが、晋作に関しては西洋の技術を心から認めながらもあくまでも攘夷、こういったわけです。

日本に帰った晋作は、

まず品川の御殿山に当時完成されつつあった英国公使館に火をつけ焼き討ちします。次に、将軍暗殺計画、でもこれは失敗に終わります。

そして次に、師匠である吉田松陰の、粗末に生き埋めにされた死体を掘り起こし、現在の東京・世田谷にある、後に松陰神社となる場所に改葬します。これも簡単に聞こえますが、吉田松陰とは、当時の国禁を犯した国レベルの大罪人。それを白昼堂堂と、それも、世田谷に行く途中の御成橋を渡ってしまいます。御成橋とは、歴代の将軍が専用で通る橋。勿論、将軍以外は通れない橋ではありますが、晋作は警備のものに、大喝して渡ってしまいます。

これらだけでも、死罪同然ですが幕府は当時の時代背景から弱腰。晋作は国元から呼び出される程度。そして、その江戸から長州への帰途でもやらかします。場所は

天下の鹸・箱根の関所。当時幕府はここをもって関東の守りとし、西から来る敵を想定し、堅固たる関所を設けたわけですが。。。
「ここは天下の大道ぞ、幕法こそ私法ぞ、私法をかまえて人の往来を制する無法があってよいか」
と、ついに関所破りをします。江戸三百年のあいだ白昼公然と関所をやぶったのは、この男だけであります。

続いて京都では。ちょうど晋作が京都に到着した時、将軍が天皇の行列をお供する時でありました。ここで晋作が起こした行動は、、、司馬遼太郎の文章を拝借します。

―――幕府の作法で、将軍の顔というのは大名でも見ることができない。江戸城での拝謁のときは上段の御簾のなかに坐し、御簾があがっても諸大名は平伏したままで顔をあげてはならないことになっている。たとえ上目でも将軍を見ることは非常な非礼とされているため、江戸の市民でも将軍の顔をおがむことはできない。
 が、この異例の行幸の異例さの第一は、将軍が馬上で全身を衆目の前に曝してしていることであった。
(こんな若者だったのか)
 と、晋作は近づいてくる徳川家茂の騎馬姿をながめて意外な思いがした。存外、可愛げではないか。
 ひとびとはみな土下座し平伏している。が、晋作だけは顔をあげていた。
「いよう。―――」
 と、この男は、花道の役者に大向うから声をかけるように叫んだ。
「―――征夷大将軍」
 といったとき、さすがに連れの山県狂介らも顔色をうしなった。家康以来、天下のぬしに対してこれほどの無礼の挙動をとった男もない。そういう事件も、徳川三百年間、一件もなかった。もしあったとすれば、ただの刑では済まず、鋸挽きの刑にでも処せられたであろう。
 ところが幕府にこまったことに、これは将軍が主役の行列ではなく、将軍以外の権威である天子の行幸であった。天子に対する無礼ならば将軍以下の供奉の者が家来に命じて取りおさえさせるはずであったが、将軍すら天子の供である以上、彼自身に対する無礼は、それを咎める機能がこの行列にはない。将軍のそばには五千石、三千石といった高禄の旗本が徒歩でつき従っており、また番頭以下の親衛隊士もいる。しかし勝手にとびだして天子の行幸をみだすわけにはいかなかった。晋作は、戦略眼に富んだ男だけに、そのことはよく知っていた。
 このとき、将軍の従士たちはよほどくやしかったらしく、このあと江戸までこのことを手紙で書き送った者が多い。
“世に棲む日日”より抜粋。


ところで、晋作の頭はザンギリ頭で世間には知られています。当時、武士でこの頭はおそらく全国三百諸侯を探しても晋作だけではありますまいか。一度、出家しているからです。名を東行と改めて(ちなみに晋作の息子の名前は東一)。当時坊さんになるということは人間をやめると同様。出家して10年は浮世から身を引こうとした晋作でありますが、数ヶ月で長州の殿様から呼び出されます。

それもそのはず、長州という独立国の非常事態。幕府から攻められ、イギリス、フランス、アメリカ、オランダの17隻にもなる四カ国艦隊に攻められる時。

日本からも朝敵とされ、列強からも攻められ、正に地球から孤立した状態でありました。
晋作は呼び出され、こう殿様に進言します。
「もはや非常の事態。非常のことをやらねばなりませぬ」

こうして生まれたのが奇兵隊。

武士が始まって以来700年、濃密な階級制度が出来てからも250年、晋作はそのシステムを覆します。奇兵隊の“奇”とは、武士の隊からなる“正”規兵に対する意、つまり階級・出身に捉われず、“志”を持つものだけを集めるのですな。

ちなみに、私は全国晋作會連合会の志士であるが故、

こんなん持っています。

この後、晋作は四カ国艦隊との終戦の交渉に行きます。色々お話ししたいのですが、この時のポイントは、英仏米蘭の連合軍が彦島を拝借したい、と言うのをきっぱりと断ったことですかな。これはテストに出ますぞ。晋作は上海を見てますからね。これだけは絶対に拒否しなければ、と考えます。そこで彼は古事記・日本書記の講義を長々と始め、高天原より始まり、天照皇大神がどうのこうのと永遠に続け、ついに相手に諦めさせてしまうのです。

さて、その後長州は幕府から第二次長州征伐を受け、10万くらいの幕府軍が長州に攻めて来るわけですが、なんと、これに立ち向かう。はじめはほんと一人でありました。自分で作った奇兵隊も動かず、それでも、「自分の国(長州)を憂うものは功山寺に集まれ」と、声をかけ、その期限を12月15日とします(→新暦1864年1月12日)。

誰が考えても絶対に勝てない戦であります。だって、敵10万ですからね。よく戦国の戦で敵の何分の一しかないのに勝ったとか何とかありますが、10万倍ですよ。100人集まったところで敵は千倍。さすが晋作、生涯困ったことがない。

そして運命の12月15日。ちなみに

「その時歴史が動いた」ではこの日に焦点を合わせて放送されてましたな。この日、一人の若者が動きます。

後に初代内閣総理大臣となる伊藤俊介(博文)。この男が30人を引き連れ一人が30人となり、また諸国から脱藩志士が集まりついには80人となりました、この日。でも80人。

晋作はこの時言うのです。
「今から長州男児の肝っ玉をお見せしよう」

これが12月15日の功山寺挙兵。

この後、晋作の存在が奇兵隊士200人を動かし、それが農民に広がり、その規模は3000人にも膨れ上がります。まぁ色々あるわけですが結局、このクーデターは成功します。成功したからには、当然晋作は第一人者なのでその新政権のトップとなるのが普通っぽいですが、「艱難を共にすべく、富貴を共にすべからず」としてそのポストを退きます。

そしてその後の幕長戦争でも、扇子一本で幕府艦隊に奇襲をして追っ払います。この扇子一本てゆうのもこの男らしい。弟子の土佐人・田中光顕はわずか一隻の小さい船で、今から幕府艦隊に立ち向かう晋作の姿を見て、「あなたそのなりで・・・」と思わず言ってしまったと後々まで語っていたそうです。“田中光顕”といえば、冒頭のよく知られる晋作の写真の刀はこれ、田中光顕から送られたものです。“送られたもの”と言えばコレ、

京都伏見寺田屋にあるこの弾痕ですが、撃ったのは坂本龍馬、この銃は晋作より送られたものですな。

・・・。

この調子でついに小倉城をも落とした後、その役目が終わったかのように病に倒れ、この文の冒頭に結びつくわけです。

晋作が何をしたか、とてもこのくらいの文章では伝えられないですが、彼の魅力を感じる一句がこれ、
「三千世界の烏を殺し ぬしと朝寝がしてみたい」

晋作は晩年、よく言っていたことがあるといいます。
「自分は生涯、困ったということがない」

そして高杉晋作という男、または彼の人生を語るにはこの言葉でありましょう。
「おもしろき こともなき世を おもしろく・・・」 


いやぁ、全部を文章にすると長くなるので今回はこの辺りにしておきます。

本日は、高杉晋作生誕169周年!
・・・と3日。

10月例会案内


~ごあいさつ~
天高く馬肥ゆるの候、皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げまする。
 さて10月の例会、異国語法度之合戦では日本というものを、BBQ大会では大自然というものを、改めて顧みます。粋ますか。

 鎌倉ローターアクトクラブ
 2008~2009年度 第37代会長 苅部俊雄

~10月の例会のご案内~
■10月 8日(水) 第804回
内 容:異国語法度之合戦
 時 間:20:00~21:00
 場 所:鎌倉生涯学習センター 和室
登録料:1000円
 〆 切:10/7(火)
※当日は希望があれば例会中にお弁当やお菓子類の用意を致します。登録のときにその希望についても、お伝え下さい。

■10月26日(日) 第805回
 内 容:BBQ大会
 時 間:11:00~14:00(予定)
 場 所:テラス・ハイ(江ノ島ヨットハーバー内)
 登録料:3000円
 〆 切:10/23(木)
※会場の都合により、通常の例会日程と異なっているのでご注意下さい。
※詳細につきましては、後日、別途ご連絡致します。

~10月以降の例会およびイベント予定~
■10月4日(土)5日(日) RC行事
 内 容:RC年次大会
 時 間:(5日の場合)10:00~
 場 所:大磯プリンスホテル

■10月19日(日) 地区行事
 内 容:第2回アクターズミーティング
 時 間:未定
 場 所:未定

■11月 第一例会 第806回
内 容:移動例会(予定)
 時 間:未定
 場 所:未定

■11月 第二例会 第807回
内 容:通常例会(予定)
 時 間:20:00~21:00
 場 所:鎌倉生涯学習センター

■11月30日(日) 地区行事
 内 容:地区研修会
 時 間:未定
 場 所:未定

~ご登録・お問い合わせ先~
 会長:苅部 俊雄
 E-mail:KamakuraRAC@gmail.com

~例会場~
鎌倉生涯学習センター
住所:鎌倉市小町1-10-5
TEL:0467-25-2030















JR鎌倉駅東口徒歩3分
皆様のメーキャップを会員一同、心よりお待ちしております。

2008年9月28日日曜日

第803回例会 ロータリアン卓話


 9月24日(水)第803回例会の報告です。(鎌倉生涯学習センター3F・第4集会室、午後8時~9時)

 この日はロータリアンの卓話を拝聴しました。今回講師にお迎えしたのは、鎌倉ロータリークラブ・石渡様。「環境汚染と現代病」についてのお話です。

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●「卓話」って?
 ロータリーの基本用語の一つです。意味は簡単、講師のお話をみんなで聞くこと。

 ローターアクトクラブに入会すると、さまざまな業種の方から卓話をうかがうことができます。現場での実体験に即した話題も多く、「なるほどそういう世界ではそうなってるものなのか(ポン!)」と感じ入ることもしばしば。異業種の人と会ってお話しするのって、それだけで楽しいですよね。
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 卓話の内容は、電磁波や化学物質が健康にもたらす悪影響について。「最近の畳がカビないのはなぜ?」「高圧電線の近くに幼稚園や学校が建っているとどうなるだろうか?」といった、建設関係の方ならではの例を挙げつつの卓話でした。畳にカビ防止剤が塗布されていると、その上を這い這いする赤ちゃんがアトピー性皮膚炎・ぜんそくを発症する可能性が高まるとのこと。また高圧電線から発生する電磁波は、子どもの体に悪影響を及ぼすおそれがあるとのことです。近年の食品偽装問題ともからめ、職業倫理や消費者の心構えについても話して下さいました。

 硬派なテーマでしたが、そこは石渡様、サービス精神満載の語り口です。最後はみんなの期待に応え、定番のマジックをご披露下さいました。いつもながら鮮やかなお手並みでいらっしゃいます。

 
 ローターアクトクラブでは、前回のエントリにあるような野外での活動と、今回のような座学、両方を体験することができます。「最近ちょっと退屈……」という方は、左の柱から「入会案内」をクリックしてみて下さいね。見学の方、いつでも歓迎です。
 


 ※私事ですが、このたび鎌倉ローターアクトクラブ「広報委員長」のお役目を拝命しました。主に「月報」の編集・発行を行うお仕事です。中学校以来眠っていた元・新聞部員の血が、体内で再び目覚めてまいりました。創刊号はまもなく発行。苅部会長のお武家さまトークにご期待下さい。
 
(文責:直前会長・広報委員長 Kahiapou`i)

2008年9月23日火曜日

9月13日 「アクトの日 由比ヶ浜海岸清掃祭――空がこんなに青いから」




 直前会長のカヒアポウイです。

 9月13日(土)、鎌倉・由比ヶ浜にて『アクトの日海岸清掃祭――空がこんなに青いから』が開催されました。主催は第2780地区(神奈川県西部)ローターアクトクラブ。我らが鎌倉ローターアクトクラブは今回のホスト役を務めました。
 ここでアクトに関する【豆知識1】。

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●「地区」って何だろう? 

 通常、ローターアクトクラブ(RAC)の例会は、地元の各クラブ単位で行われます。たとえば我がクラブは、「鎌倉ローターアクトクラブ」として通常例会を行っています。 ですが数ヶ月に一度、県内数クラブが集まり、合同行事を行うこともあるのです。これらは「地区行事」と通称され、各クラブの通常例会よりも規模の大きい活動となります。

 地区活動のメリットは何より、人間関係の幅が広がること。地区の行事に参加したり、運営に関わったりすることで、自分の住む街を越えたネットワークを築くことができるようになるのです。むろん参加は任意。輪を広げてみたい人、もうちょっとがんばってみたい人、もっと楽しみたい人、地区活動に顔を出してみて下さい。何かが変わるかもしれません。
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 この「アクトの日」由比ヶ浜清掃、今年で2回目となります。残暑の厳しい日差しの下、約30人の仲間が緑のTシャツに身を固め、「粋華志義」の四字を背負って浜辺のゴミを拾い集めました。
 ここで【豆知識2】。


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●「粋華志義」って?/「クラブターゲット」って何だろう? 

 「粋華志義」は今年度の鎌倉ローターアクトクラブのスローガン。「粋で華やかで志を抱き義であること」の意で、当クラブの「お館様」こと苅部会長の造語です。

 これとは別に、各ローターアクトクラブは、それぞれ独自の「クラブターゲット」を持っています。クラブターゲットとは、その年度のクラブが掲げる目標やモットーのこと。会長さんの趣味やカラーがもろに出ることが多いのです。今年度はお館様カラーを反映して幕末!漢!武士!な感じになっております。すなわち「おもしろき こともなき世を おもしろく」。幕末の志士・高杉晋作の辞世の句です。
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 さて当日は、年齢一ケタの「ぼく新幹線大好き!」な「ゆうご」君から、ゆうご君のおじいちゃん世代まで、幅広い年代の人たちにご参加いただきました。ローターアクトクラブでは、いろいろな世代の人と交流を持つことができるんです。その秘密は………
 ここで【豆知識3】

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「提唱ロータリークラブ(スポンサークラブ)」って何だろう

 各ローターアクトクラブは、地元ロータリークラブをスポンサーとして成立しています。あるロータリークラブがローターアクトクラブの創設を提唱したとしましょう。この場合、このロータリークラブがそのアクトの「提唱クラブ」となります。我が鎌倉ローターアクトクラブも、提唱クラブである鎌倉ロータリークラブの皆さんにいつもお世話をいただいています。

 「地区」が地域を別にする同世代の人たちの横のつながりだとすれば、「提唱ロータリークラブ」とのおつきあいは、地域を同じくする上の世代の方たちとの、縦のつながり、と言えるかもしれませんね。
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 午後1:30に由比ヶ浜前の「鎌倉海浜公園」で開会式。鎌倉ロータリークラブ会員でもあられる鎌倉市長・石渡徳一様、鎌倉ロータリークラブ会長・住吉弘様、国際ロータリー第2780地区第2ガバナー補佐・菅原光志様より、ご挨拶をいただきました。

 午後2:00、お仕事開始です。ビニール袋に軍手スタイルで労働労働。

 午後4:00、お仕事終了です。日の暮れゆく波打ち際を背景に、砂浜に大きなアクトマーク(○の中にRの字)を描きました。みんなで囲んで写真撮影。

 夕方から、海岸前のレストラン・バー Seedless Bar (http://gourmet.yahoo.co.jp/0001461709/M0014000541/) にて打ち上げとなりました。日の落ちた浜辺を見下ろす、絶好のロケーションです。みんなで働いてヘトヘトのドロドロになった後、ワイワイ飲む。労働と宴。幸福を感じてしまいます。「あぁあたしって農耕民族」と、思わずご先祖様に思いを馳せてしまいました。

 ローターアクトクラブでは、いつでも仲間を募集しています。興味を持たれた方は、左の柱に見える「ローターアクトとは?」「例会案内」をクリックしてみて下さいね。

2008年9月22日月曜日

小田原城北 酒匂川清掃活動


昨日は、東海大学RAC主催の小田原酒匂川清掃活動と、小田原城北RAC主催のBBQに参加して参りました♪

当日はあいにくのお天気となってしまいましたが、「雨にも負けず風にも負けず」の宮沢賢治の世界観の如く、メンバー一丸となりまして頑張りました。皆さまの熱気で、小田原の気温が1、2度上昇したことは間違いありません。

↑“あ!あんなところに、大きなゴミが!!!!!”


酒匂川は、当初、私が想像していたよりもゴミが少なく、地域住民の方の志の高さに驚かされました。
しかし、キャンプの後の花火、キャンプファイヤーの焚き火跡周辺のプラスチックのゴミが多く、目立っていたのが印象的でした。

これは、日頃はそんなことをなさらないであろう方も、おそらく「遊びに来た気楽さ」や「自分の住まいの近くではないから構わない」とかの「旅の恥は掻き捨て」感覚が大きな原因じゃないか?と思いました。

また、清掃活動中、ふと一息ついた時に視界に入って来た、草花(コスモス、彼岸花、ススキ、はぎ等)に日本の秋を感じ、小田原の山々に囲まれ、酒匂川の雄大な流れを感じながら、大自然を満喫して参りました❤

清掃後のBBQでは、小田原メンバーの方々が食材、調理道具等を用意して下さったので、皆でワイワイと現役学生さんに混じって、学生に戻った気分で調理をいたしました。労働の後、そして、皆で協力して作り上げた食事の味は格別でした!小田原の皆さま、ご馳走様でした♪


↑ 美味しいお肉を調理中

↑相模原RAC、小田原城北RAC、鎌倉RAC、ロータリアンの方と、ゲストの方の集合写真です

小田原RACでは、新人会員の獲得も出来た様で、同志である鎌倉RACも嬉しい限りです!

川べりも綺麗になり、食も美味しく楽しく出来て、良いこと尽くしの一日でした☆

最後に、清掃活動とは全く関係ありませんが、今週の名言を2つご紹介して終わりたいと思います。

「事を遂げるものは 愚直でなければならぬ」 by 勝海舟

→ 言わずと知れた、勝海舟氏の名言です☆
それまで、愚直というと、何だか悲観的なイメージが強いと思っていたのですが、 なるほど、歴代の成功者には本当に愚直というと聞こえは悪いのですが、素直で、真っ直ぐな方が多いですよね。 これは、ある意味渡辺淳一氏の著書『鈍感力』にもある“鈍感力”とも通ずるものがあり、“鈍感なのは生きていくうえで、強い力になる、ということ。 たとえば会社で上司から叱られたり、なにかいやなことがあってもすぐ忘れて、前向きにすすんでいける人、肉体的にも、よく眠れて、目覚めもよく、なんでも好き嫌いなく食べて消化できる。こういう力こそ、本来の才能を育み、大きく花開かせる原動力になる。”(渡辺淳一氏のブログより)・・・ということなのだな、と気付かされました。


「失敗を恐れるべからず」 by 苅部 俊雄 (鎌倉RAC今年度会長、又の名を、お館さま)

→ これは、個人的に凄く心に響いた言葉です。我等が鎌倉RAC内では“鎌倉諸法度”なるものが存在し、その文中から抜粋させて頂きました。失敗を恐れず、失敗してしまっても、そこから学んで一回りも二回りも大きな人間に成長していけたら、素敵ですよね。
これは、RACとして活動する上ではもちろんのこと、人生においてもとても大切なことだと思います。

これらの言葉を胸に、今後のロータアクトでの活動を続けたいと思います!


粋華志義!!!!!

2008年9月15日月曜日

初陣演説

9月10日。

この日は、鎌倉RAC期待の新メンバーである、我等のアイドルりえ姫と、鉄壁のディフェンス英殿の初陣演説(イニシエーションスピーチ)でございました。

まず、りえ姫は、自身の生い立ちを簡単な質問形式でクイズにしてのスピーチ♪これがなかなか良く出来ていて、メンバー全員(特に男性陣)かなり真剣に答えていました。海外生活が長い姫は、色々な国に住んでいらっしゃった経験があり、姫の国際色豊かな、良い意味で個性的な性格のルーツはここにあったのか!と妙に納得した私でありました・・・。それから、穏やかな雰囲気の姫からは想像が付きにくいのですが、高校の時にはダンス部に入部されていたことがある、という事実には驚きを隠せませんでした!後から、クラシックバレエとか社交ダンスのような踊りをやっていらしたと聞いて、これは納得!これ以上あまり詳細を書くことは色々な都合上できませんが、この例会後には、確実にりえ姫マニアが増えていたことは間違いありません。・・・でも、りえ姫、もし全問正解した人がいたら、ちょっと気持ち悪いですよね???(笑)

そして、英殿のスピーチ♪これも、またあまり詳細について触れられないのですが、英殿の人生もとても興味深く、ご自分でもおっしゃっていましたが、幼少時代は活発なスポーツ少年だったそうです。今も、健康的な日焼けをしていらして、スポーツ万能そうなイメージなので、野球やバスケットボールに熱中していたという少年時代は正にイメージ通りでした!サッカーに夢中になっていた時には、本人曰く“鉄壁のディフェンス”の異名を取ったこともあるそうで、ディフェンスにかけては、恐らく英殿の右に出る者はいないでしょう・・・。今年の鎌倉RACは今のところ攻めの一点ですが、もし万が一守りに入る時が来ましたら、其の時は、鎌倉RAC一同、鉄のディフェンスの腕前に期待しております☆

以上、鎌倉RACのあんみつ姫、Eriのレポートでした!

2008年9月14日日曜日

粋華志義


殿方、奥方、皆様方には本日もお勤め御苦労様です。「これが天下の関ヶ原」と呼ばれる昨日、由比ヶ浜には「いざ鎌倉」と聞きつけた猛者が集まり、それは戦国の武将の如く、勇ましく、頼もしい限りで御座いました。皆のお働きも見事であり、その疾きこと風の如く、清掃すること火の如しで、時代が時代なら一人ひとりが一国一城の主、是、間違いなしでありました。

ところで昨日の関ヶ原、、、間違えた、由比ヶ浜では皆で御揃いのTシャツを着て清掃攻めをしました。そのTシャツはですね、実は我々鎌倉のデザインが採用されたんです、それが、コレ。

これは、BACKですね。正面は無地で、背中にデザインされております。左下のかわゆい波はりえ嬢のデザインでありますな。これは、広い海にも波があり、時には大きく、時には心地よく、時には激しく、まるで人生とは、そんな寄せてはかえす波の様だと表現している、のかどうかはわかりませんが、今年度のシンボルデザインです。

そして粋華志義の文字。コレ意味を昨日よく聞かれたんですが、まず「すいかしぎ」と読みます。意味は、

 =粋で

 =華やかで

 =志と

 =義を持った人のこと

を言います。四文字熟語ですな。

はい、では昨日の関ヶ原の、間違えた、由比ヶ浜の清掃報告はメンバーからあpされますでしょう。宜敷お願いいたします。 腰が。。。

2008年9月7日日曜日

鎌倉諸法度

皆様。

本日も御國の為、お勤め御苦労様です。

突然ですが、















上意
であります。

平成二十年八月吉日、鎌倉諸法度 此処に制定す。














以下本文。


一、初心忘れるべからず。義務たらざることに溺れざる事。

一、電子郵便の無反応有るまじき事。返信すべき時は宜敷く返信すべき
  事。

一、電子記録の更新怠ることなかれ、月一回以上更新する事。これは、
  上意である。

一、失敗を恐れるべからず。失敗は行動したからこそ出来た武勲であり、
  この失敗から人は学べることを再認識し、我々は失敗の速さを上げる
  ものとする。確実に失敗しない方法は、何もしないこと也。

一、愚痴ならびに悪口を言うことは堅くこれを禁止す。思考は現実化する
  ものと心得る事。

一、礼儀を知るべし、遠慮はせざるべし。

一、鎌倉より始まりし士道に背くことなく、志をもって宜しく回天すべき事。


以上。

2008年9月3日水曜日

軍議~由比ガ浜統一に向けて~とお館様元服式

 ども~、戸塚です。 

 9月になったというのに、真夏日みたいな日が続いていますが、みなさん元気ですか~??
 鎌倉ローターアクトは、お館様(苅部くん)の号令のもと、全員でアクトの日に向けて頑張っております!
 
 さてさて、今日は久しぶりにブログをアップしちゃいます。今回は御目出度い内容が2つ。
 若のぷれぜんデビューとお館様の元服式についてです。
 ここで、鎌倉ローターアクトの初心者の方のために、タイトルの用語解説をしておきま~す。
 軍議とは「話し合い」、元服式とは「誕生日会」という意味です。
 もしかしたら、戸惑いを感じる方もいるかもしれませんね。けど、鎌倉では今こういうノリが流行って(?)いるので頑張ってついてきてください(笑)
 
 前置きが長くなりましたが、早速1つ目の若のぷれぜんデビューについて、ご紹介したいと思います!
 何といっても若は鎌倉期待の新人の1人で、この日のためにスケッチブックに手書きで資料を作ってきてくれました。例会が始まる前は「若干、緊張しています」と言ってましたが、本番は1人で担当するのが初めてとは思えないぐらい、堂々とした話っぷりでした。


 話す内容もきちんとまとまっていて、みんな思わず聞き入っちゃいました。下がその写真です↓
 みんな真剣な表情をしていますね。
 この日は9/13に開催されるアクトの日・由比ガ浜海岸清掃活動に向けての話し合いだったのですが、当日の流れや役割分担、それから問題点はないかなどの意見交換をしました。


  例会の最後は由比ガ浜海岸清掃活動をどんな目的で行いたいか、活動意義について発表してくれました。お館様が大尊敬されている高杉晋作先生の辞世の句でもあり、今年度のターゲットでもある「おもろしきこともなき この世をおもしろく・・・」の句を若が読み上げてくれました。

着々とお館様の心意義が若い世代に受け継がれていますね。当日もきっと楽しく活動できると思います。あとは無事に晴れてくれるといいですね!

 

 軍議終了後は、場所を小町通りの裏にあるお店に移して、二次会を行いました。ここからお館様が合流です。
 実は、軍議の前にお館様が発令された「鎌倉諸法度」の制定式があり、全員で署名および捺印しました。下の写真はその諸法度の実物です↓

 簡単にその内容をご紹介。「電子郵便(電子メールのことです)には返信するべし」、「電子記録(ブログのことです)はまめに更新するべし」など事務的な事から、「失敗することを恐れない。恐れて何もしないことの事の方が失敗することより恥ずかしいと知るべし」など会員の心意義についても触れています。これにより、鎌倉ローターアクトは真のサムライを目指すことになりました(?)

 

 二次会のメインは、お館様の三十路(30歳のことです)元服式でした。 普段、お館様は甘いものを食べないのがポリシーみたいだったのですが、誕生日といえばやっぱりケーキですよね。そこで、用意しちゃいました。 


 このあと、せっかくだから食べてもらいたかったので、あるメンバーからお願いしてもらうと・・・食べてくれました。お館様も若いメンバーからのお願いだとやっぱり断れなかったみたいですね(笑)


 こんな感じで前回の例会もすごく盛り上がりました!このままみんなでアクトの日まで走りきっちゃましょう。

2008年9月2日火曜日


~ごあいさつ~

残暑が厳しい中、皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げ候。
夏も後半となりました、皆さん心残りはありませんか?今年の夏も、後悔せずに大航海、はりきって参りましょう。

鎌倉ローターアクトクラブ
2008~2009年度 第37代会長 苅部 俊雄

~9月の例会のご案内~
■9月10日(水) 第802回
内 容:初陣演説
 時 間:20:00~21:00
 場 所:鎌倉生涯学習センター 第4集会室
 登録料:1000円
 〆 切:9/9(火)
※当日は例会中にお弁当やお菓子類の用意を致します。登録のときにその希望についても、お伝え下さい。

■9月24日(水) 第803回
内 容:鎌倉RC・ロータリアン卓話(予定)
 時 間:20:00~21:00
 場 所:鎌倉生涯学習センター 第4集会室
 登録料:1000円
 〆 切:9/23(火)
※当日は例会中にお弁当やお菓子類の用意を致します。登録のときにその希望についても、お伝え下さい。

~9月以降の例会およびイベント予定~
■9月13日(土) 地区行事
 内 容:アクトの日由比ガ浜海岸大清掃活動
 時 間:13:00受付 14:00清掃開始
 場 所:由比ガ浜海岸

■10月4日(土)5日(日) RC行事
 内 容:RC年次大会
 時 間:(5日の場合)10:00~
 場 所:大磯プリンスホテル

■10月 8日(水)第804回
内 容:異国語法度之合戦
 時 間:20:00~21:00
 場 所:鎌倉生涯学習センター

■10月19日(日) 地区行事
 内 容:第2回アクターズミーティング
 時 間:未定
 場 所:未定

■10月26日(水)第805回
 内 容:BBQ大会
 時 間:11:00~14:00(予定)
 場 所:テラス・ハイ
 (江ノ島ヨットハーバー内)

~ご登録・お問い合わせ先~
 会長: 苅部 俊雄
 E-mail: KamakuraRAC@gmail.com

~例会場~
鎌倉生涯学習センター
住所:鎌倉市小町1-10-5
TEL:0467-25-2030














●JR鎌倉駅東口徒歩3分
皆様のメーキャップを会員一同、心よりお待ちしております。